秋の京都 常寂光寺 [写真(旅行)]
京都の秋を撮る 常寂光寺
歌人 藤原定家ゆかりの 常寂光寺を訪ねました。 小倉池 ↓
吹きはらう もみじの上の霧晴れて 峰たしかなる嵐山かな 藤原定家
年間を通して 多くの人が訪れる人気の常寂光寺です。
多宝塔
・
・
・
・
・
茅葺きの仁王門
秋の日は”釣瓶落し” と云われます。 午後も3時を過ぎると西日と逆光に惑わされました。
しかし今回の撮影は又とない好天気に恵まれました。 秋の京都を撮る(旅の記録)は まだ途中ですが本年はここで終了します。
皆様 良い新年をお迎え下さい。
秋の京都 大河内山荘 [写真(旅行)]
京都の秋を撮る (嵐山から嵯峨野へ Part 2) 大河内山荘
かっての映画俳優 大河内伝次郎氏が造りあげた山荘です。
庭園巡りをしていると祠がありました。 その傍らにあった掲示です。 簡潔な説明で全てを表現しています。
・
個人の山荘とは思えない広大な庭園が続いています。
・
・
記念館に掲示されていた看板と活弁映画を放映中のテレビ。
・
山荘の見晴台から見る嵐山。
また 市内も一望できます。
最後に竹やぶを眺めながら 一服の茶を頂きました。
後世にの残る立派な庭園でした。
秋の京都 嵐山から嵯峨野へ Part 1 [写真(旅行)]
京都の秋を撮る 嵐山から嵯峨野へ Part 1
抜けるような空を背景にして 嵐山は見事に色付いていました。
もう言葉がありません。
青空をキャンバスにした絵のような風景です。
・
・
・
心の中まで秋色に染まりそうな風景の中で・
顔を紅潮させながら山道を登っていきます。
あえぎながら坂を登りつめると・
”嵯峨野グリーン”とも云える竹のトンネルに出ました。 ここで暫し休憩
道順では大河内山荘、常寂光院へと続くのですが・
落柿舎へ
しかし12月から改修工事。 残念 中には入れませんでした。
・
・
”これぞ 日本の秋” 忘れかけていた風景が嵯峨野にも有りました。
次回 大河内山荘へと続きます。
秋の京都 三千院門跡 [写真(旅行)]
京都の秋を撮る 三千院門跡
一瞬とぎれた人波に 参道が開けました。
御殿門に入っても団体の行列 さすがは人気の三千院ですね。 (人波を避けて屋根と空を)
塀越しに見えた大原の山
格子窓から覗き見る光景にも 格別の風情があります。
そして もう一枚。
縁側に座して庭園を眺めるひと・人・ひと。 (せめて庭園を眺めている時は世間話は止めてほしいものです)
晩秋の落葉に彩られた庭。
ここ三千院は比叡山延暦寺を創建した同時代から 宮門跡として歴史を刻んで来た古刹だけあって・
白壁に映る秋の日差しが印象的です。
広い境内の中に見る宸殿や極楽院が 見事なまでに森と調和していました。
・
・
三千院と名付けられたのは明治4年から。
それにしても1100年余の京都の歴史を 大原の山郷で 静かに語り続けている三千院の光景に 身も心も洗われた気持ちでした。
秋の京都 大原の風景 [写真(旅行)]
京都の秋を撮る 大原の風景(三千院まで)
高野川に沿った国道367号線の途中に大原があります。 京都駅からおよそ20km バスで約1時間の距離。 初めて訪ねた大原です。
山肌に朝もやの流れる光景を見て、暫らく足が止まりました。
想い描いていた山郷の光景に出会えて もうウットリです。
萱葺き屋根 せせらぎの音 ひんやりとした空気と紅葉の彩り。
郷愁をそそる茅葺屋根の民家は みやげ物を売る店でした。
京都の台所とも云われる大原の野菜畑。
京料理の食卓を飾るみずみずしい野菜です。
柿
三千院までの なだらかな坂道を登りながら・
土産物を覗いたり・
山肌を彩る紅葉を見上げながら・
また 湧き出す水に喉を潤したりしながらの三千院参りです。
小さな橋を渡って小高い畑に出ると 別の風景が広がっていました。
三千院に行くことを忘れてしまいそうな田園の風景です。
あぜ道に沿って歩を進めると 焚き火の煙が昇っていました。 去りがたい風景の中で 暫らく見とれていました。
さて本道に戻り 竹やぶや赤や黄色のもみじを眺めながら・
三千院に向かいました。
三千院はもう間近かです。
写真はHDVのコピーです。
秋の京都 智積院 [写真(旅行)]
京都の秋を撮る 智積院(ちしゃくいん)
三十三間堂の近くに智積院があります。 波乱に満ちた歴史を持つ真言宗の寺院です。 成田山新勝寺、川崎大師平間寺、高尾山薬王院、高幡山金剛寺、大須観音實生院の 総本山として智山派 智積院が位置付けられていることを知りました。 近親感を覚える寺院です。
先程までの霙(みぞれ)まじりの雨もあがって 夕陽がさしてきました。
松やいちょう、もみじが境内を飾っています。
玄宥僧正像
明王殿
明王殿の床下から見た金堂
鐘楼
この日は境内清浄(庭掃除)で大勢の僧侶さん達が落葉を集めていました。 気さくに会話にも応じて頂き 屈託のない笑顔が印象に残りました。
・
掃き清められた庭に紅葉が一段の輝きを放っているようでした。
・
・
・
写真はHDVのコピーです。
秋の京都 三十三間堂 [写真(旅行)]
京都の秋を撮る 三十三間堂
三十三間堂に太閤塀があります。 豊臣秀吉が天下を治めたときに造り替えたと云う塀です。
その塀に沿ってイチョウとモミジがあります。
幹の太さや木の高さ それに艶やかな色付きが見事です。
この日は天候の変化が激しく日差しのある内に 境内の光景を撮ることに集中していました。
・
白い壁にモミジの影がくっきり映っています。
鐘楼と柳
朱の門は神仏一体の感を受けますが 三十三間堂も再建(1266年)された当初は朱色だったそうです。
三十三間堂西側。 三十三間堂には柳が多く見られます。*
三十三間堂東側。
全長121mの軒下。
通し矢に使われた弓と矢。
射抜かれたと云われる穴。
午後3時頃から突然みぞれ交じりの雨が降りだしました。 風が強く 目まぐるしく変わる天候でした。
三十三間堂内部は撮影禁止でした。 50年振りに対面した千手観音像はしっかりと眼に焼き付けて来ました。 写真: HDVからのコピーです。
*三十三間堂と柳の伝承についてはWikipedia 「三十三間堂」に詳しく記載されています。
秋の京都 一乗寺の風景 [写真(旅行)]
秋の京都を撮る 一乗寺水掛町付近
竹とイチョウが絶妙な色合いに輝やいていて 足が止まりました。 長閑な風景が広がる一乗寺水掛町付近の光景です。
少し歩くと京都薬用植物園があります。 しかし中は見学が出来ません。
垣根越しに見ると 池や噴水、モダンな家屋があって 朝の光の中で輝いていました。
急ぐ旅ではない。のんびり行こう。
あぜ道のような坂道を下ると家並みがあります。 牧歌的とも表現できるどこか懐かしさを覚える風景です。
刈り取った稲株からの緑が 紅に染まる秋に色を添えていました。
野辺に立つもみじに目をやり・
見上げながら・
一乗寺水掛あたりの風景に心を奪われました。
社寺仏閣もさることながら 忘れてはいけない風景が田園の中にあります。 これも京都の風景なのです。 足の向くまま気の向くままに秋の京都を歩いてみました。
秋の京都 鷺森神社 [写真(旅行)]
秋の京都を撮る 鷺森神社(さぎのもりじんじゃ)
一乗寺清水から曼殊院門跡に向う途中に小さな道案内がありました。 鷺森神社→
細い路地に朝日が差し込んでいます。
森は薄暗く 人の気配もありません。 道を間違えたか?
朝の木漏れ日が ふと抱いた不安を和らげてくれます。
石段を登ると正面から朝日が迎えてくれました。
苔の生えた石段に1100年の歴史を感じながら・
坂を登りつめると突然 鷺森神社が姿を現します。
”すさのおのみこと”を祀った由緒ある神社です。
神社に手を合わせる事を忘れて 思わず感嘆の声をあげました。 「これは凄い!鮮やかだ!」
敢えて朝日を逆光にしてその美しさに暫し見とれていました。
「う~ん きれいだ」
しばらくして 誰もいない境内で自問自答する。 「なぜ 人がいないのか?」 「私は夢をみているのか?」 「いや 夢ではない」
贅沢にもこの光景を独り占めしていました。 ビデオをまわしデジカメのシャッターをきり 時の過ぎ去るのを忘れる程でした。
2008年秋 大原、嵐山、そして一乗寺近辺の光景を1週間に亘って撮影しましたが、 一番美しい紅葉を提供してくれたのがここ鷺森神社でした。 ふと立寄った神社でしたが この感動は生涯 忘れないでしょう。 その感動のお裾分けとして 最初にブログアップしました。
Nice コメントを頂きました皆様 ありがとう御座います。写真とビデオの整理をしながら逐次訪問させて頂きます。